ネパール2
2012-12-19ポカラでバイクを借りに小さなツアーオフィスに寄った時の事です。
店主「日本のどこからきた?」
私「フクオカってとこ、南の方。知らないでしょ?」福岡は外国ではすごく知名度が低いです。
店主「お~、福岡か、Sさん知しってるか?」
普通は「福岡ってどんな狭い村やねん、知らんわ!」って話なんですがsさん不動産業界の方で昔一度お目にかかったことがあり、私の後輩の義理の父でしたのでそのことを言うと
店主「sさん先月来たよー、それで一緒にご飯食べたよー」と言ってその時の写真を見せてくれます。華やかな民族衣装に身を包んだ踊り子たちが踊っていてそれを観ながらディナーというゴージャスなものでした。
店主「sさんの友達なら私の友達、今日晩御飯に招待しますので行きましょう!」友達ちゃうけどと思いながらもダンサーつきの豪華ディナーに惹かれて行くことになりました。
夜に待ち合わせして店主と一緒に歩いて行きます。ゴージャスそうな店を何軒か通り過ぎて、どんどん寂しい道に入って行きます。段々悪い予感がしてきました。
とうとう街灯もない真っ暗な道に入り、こんなところにレストランがあるのかと思いながらも黙って付いて行くとほぼ民家のような真っ暗な店?に入りました。
老婆が一人いました。(まさかこの婆さんが踊るのか?)と思いながら椅子に座ります。
老婆が私たちの来たのを見て裸電球を点灯します。踊るスペースは全く無く、床は土でした。ダンサー付のディナーは完全に夢と消えました。
元祖長浜屋みたいに1種類しかメニューがないのだと思いますが、ほどなくダルバートという定食が運ばれて来ました。スプーンが無く手で食べました。
sさんはポカラで恵まれない子供たちのために学校を建てたりネパール人留学生を福岡に受け入れたりとポカラではかなりの名士です。
そんな名士の方と、逆にネパール人にたかりそうな私とでは同じ歓待ではないなと妙に納得して帰路につきました。色々考えていたせいかダルバートの味はよく覚えていませんが多分美味しかったです。ご馳走様でした。
別の店。
よく知人に一番今までで良かった所はどこ?と聞かれますが、ポカラと答えることが多いです。
物価が安く、飯が美味い。景色も人も気候もいい。
カトマンズのインチキサドゥー。観光客が近づくと急にお経を読み始めてお布施をねだります。